ライフエンジニア日記

あえて沈黙を貫き通した「雨」の思い出

あえて沈黙を貫き通した「雨」の思い出

こんにちは、ライフエンジン所属のだいちです。

オンラインコミュニティライフエンジン内で、6月の執筆テーマは「雨」となりましたので、雨の日の思い出を書いてみようかなと思います。

文化祭の準備期間でのできごと

遡ること高校時代、夏休み中のできごとでした。

休みが明けたら文化祭があるので、それに向けてクラスのみんなが劇「白雪姫」の準備を進めています。

自分は文化祭リーダーの「Kくん」と仲が良く、しかも最寄り駅が同じだったので、下校中に相談し合うことがしばしばありました。

文化祭の準備は、途中まで順調に進んでいたのですが、1度だけプチ事件が起きます。

リーダー、心が折れる

Kくんは、あまり覇気のあるタイプではありません。

むしろ、かなりいじられキャラです。

とはいえリーダーなので、「周りを仕切っていかないといけない」という責任を背負っていたように見えました。

リーダーとして準備を進めないといけない一方で、なかなか自分が指示しても、周りはそのとおりに動いてくれない。

やんちゃなタイプのクラスメイトからは、「面倒くせぇ」と返されていた場面もありました。

ある日、それが何度か続いてしまったことがあり、Kくんは残念そうな顔をして学校から出ていってしまいました。

人が心を折られた瞬間を目撃した自分は、Kくんの後を追い一緒に帰ることになります。

「リーダー辞めるわ」と告げられる

帰りの電車のなかでは、ずっと沈黙が続きました。

そして我々の最寄り駅について、「バイバイ」を言おうとしたところ、Kくんが次のように言い残し、そそくさと去ってしまいました。

「おれ、リーダー辞めるわ」

一度は見送ってしまったのですが、さすがにツラい気持ちだろうと思い、ダッシュして追いかけました。

その日はザーザーと強い雨が降っていました。

なんとか追いついたときには、もう足元はびちょびちょです。

あえて沈黙を貫き通した

追いついたはいいものの、かける言葉は見つからず、「辞めるん?」とだけ聞いてみました。

Kくんは何も答えません。

沈黙と雨が流れます。

1分、2分、3分、、最終的に8分くらいは沈黙していた気がします。

そのあいだに励ましの言葉をかけることは、なぜだかしないほうがいいと思いました。

同時に「こちらが黙っていれば必ずKくんから口を開くだろう」とも思いました。

Kくんから口を開く未来が見えたので、沈黙を貫き通しました。生まれて初めて未来が見えた瞬間です。

案の定、Kくんから辞めたい理由を話してくれ、最終的には考え直してくれました。

今の自分から振り返ると、ストレングス・ファインダーの「個別化」の能力を発揮したのかなと思います。(現個別化4位)

個別化は、相手の人となりをよく知っている状況において、「相手がこういう場面ではこういう行動を取るだろう」というのが見えてくる資質だと言われています。

結果として、Kくんが最後までリーダーをやり通してくれたので、偶然にもこの能力が発揮されてラッキーでした。

沈黙は本音を引き出す

たぶん、同じように未来が見えた経験のある人は他にもいるんじゃないか、と思って書いてみました。

ここから得られた教訓は、「アドバイスや励ましをあえて口にせず、ただただ沈黙して隣にいると、相手が本音を語ってくれることがある」というものです。

雨、といえば高校時代のこの経験を思い出します。

何か参考になりましたら幸いです。

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